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歴史・人物

F1〜F12は何のためにある?

執筆・編集:ショートレ編集部公開 2026.07.15更新 2026.07.15約7分

F1〜F12は、決まった文字を入力するためではなく、ソフトや状況に応じた機能を呼び出すためのキーです。名前ではなく番号が付いているのは、機械やアプリ側が役割を割り当てられるようにするためです。

ファンクションキーは『役割を割り当てる場所』

文字キーはAを押せばAを入力します。一方、ファンクションキーはF1、F2のように番号だけが付き、そのとき使っているシステムやアプリが機能を決めます。

古い端末や業務システムではPF(Program Function)キーと呼ばれることもあり、画面の下に『1=Help』『3=Back』のような案内を表示し、対応するキーで命令を実行する使い方が行われました。

ファンクションキーの変化

端末・業務システムの時代

専用命令を素早く呼び出す

画面上の業務処理や通信処理を、番号付きのキーへ割り当てました。役割は固定ではなく、接続先のシステムや画面によって変わりました。

1981年前後

Xerox Starでは状況に応じてキーの意味を変える

Computer History Museumに残るXerox Starのデモ記録では、上段のファンクションキーを状況に合わせて再割り当てし、文字の大きさや配置などの操作に使う様子が説明されています。

パーソナルコンピューター普及期

FキーがPCキーボードの標準的な区画になる

IBM PCと互換機の普及により、ファンクションキーを持つキーボードが広まりました。アプリごとにHelp、保存、編集、画面切り替えなどを割り当てる文化が定着しました。

現在

OS・アプリ機能とハードウェア操作が共存する

現在のノートPCでは、F1〜F12に音量、明るさ、再生などの機能が重ねられることがあります。FnキーやF Lockで、アプリ用Fキーと機器操作を切り替える設計も一般的です。

現在よく見かける役割の例

以下は代表例です。OS、アプリ、設定によって異なります。

キー代表的な例注意点
F1ヘルプを開くすべてのアプリで共通ではない
F2名前の変更、セル編集WindowsとExcelでも役割が異なる
F5更新、スライドショー開始ブラウザとPowerPointで意味が異なる
F7校正、文字入力機能アプリや日本語入力環境で変わる
F11全画面表示ブラウザやOS設定によって異なる
F12開発者ツール、別名保存ブラウザとOfficeで意味が異なる

ファンクションキーが今も残る理由

文字キーを使わず命令を割り当てられる

通常の文字入力と競合しにくく、単独キーやShift、Ctrlとの組み合わせへ多くの機能を割り当てられます。

業務システムとの互換性がある

古い端末操作を引き継ぐシステムでは、PF1〜PF24などの機能をF1〜F12とShiftの組み合わせに対応させる例があります。

アプリ固有の高速操作に向いている

表計算、開発、制作ソフトなど、同じ操作を何度も行う環境では、一度のキー入力で命令を実行できます。

Fキーはアプリごとに役割が違う

Fキーは、コピーや貼り付けのように全アプリ共通の意味を持つとは限りません。まず自分が毎日使うアプリのFキーだけを覚える方が効率的です。

ノートPCでFキーを押して音量や明るさが変わる場合は、Fnキーとの組み合わせや、キーボード設定の『標準ファンクションキーとして使用』を確認してください。

参考資料

歴史的な事実や現在の操作は、以下の公開資料を確認して記述しています。

  1. The Final Demonstration of the Xerox Star Computer, 1981Computer History Museum状況に応じて再割り当てされるファンクションキー
  2. LeScript for IBM-PCComputer History Museum Archive1980年代PCソフトのプログラム可能なファンクションキー
  3. Emulator User's ReferenceIBMPF1〜PF24とF1〜F12の対応例
  4. 5250 Display Emulator Function Keys Do Not Work with Function LockIBM SupportF Lockと標準・拡張モード

関連する学習ガイド

現在よく使われるFキーの役割を、初心者向けに確認できます。

F1〜F12の意味を用語集で見る

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